上質なライフスタイルを彩る美しいバラのボタニカル・アートのお店です

 

フォリオ判とかオクタヴォ判ってありますが




ルドゥーテの「バラ図譜 』には2種類の大きさがあります。

大きいのがフォリオ判、小さいのがオクタヴォ判と言います。
通常、美術館などの展覧会で展示されているのは大型のフォリオ判です。
フォリオ判は*全紙サイズを二つに折った大きさ(折数は1回)、
オクタヴォ判は全紙を八つに折った(折数は3回)大きさのものです。                  

 * 全紙サイズ〜様々な用紙規格における最大サイズ


『バラ図譜』は最初大型のフォリオ版で出版され高評価を得ましたが、値段が高く王侯貴族しか購入できませんでした。そこで、ルドゥーテはより手軽に購入できる小型のオクタヴォ判を出版したのです。

オクタヴォ判は好評を博し1824年、1828−30年、1835年の少なくとも3回出版されました。 しかし、オクタヴォ判の2版、3版は『バラ図譜』の最大の特長であるスティップル・エングレーヴィング(点刻彫版法)による繊細な「点の集積」による表現が省略されており、美的価値はかなり劣ると言われています。

ところで、オクタヴォ判はフォリオ判をそのまま縮小したものというわけではありませんルドゥーテは小さい画面に応じて微妙に構図を変えたり、蕾や葉の数を減らしたりと様々な工夫を凝らしています。 違いの最も顕著な例は、黄色のバラ「ロサ・スルフレア」です(写真)。 フォリオ判ではバラの花が左向きなのに対してオクタヴォ判では右向きです。 一瞬、「逆版?」かと思ってしまいますね。





   
     
小さいオクタヴォ版(左)と大きいフォリオ版(右)

About the owner

クマさん

「ルドゥーテのバラの庭」を運営するウーゴズのクマ社長は、長年美術館や博物館向けの展覧会企画に携わってきました。最近は生来のネイチャー志向が目覚めたのかウーゴズのオフィスを植物でいっぱいにして、室内でいかに植物をうまく育てるかに挑戦し、「植物男子ベランダ―」ならぬ出窓でパッションフルーツを育てる「デマダー」を名乗っています。そんな中でルドゥーテに出会い、今春は長崎県立歴史文化博物館での「宮廷画家ルドゥーテの『バラ図譜』展」に企画協力させていただきました。そして、アートと植物学が見事に融合したルドゥーテのバラの絵の素晴らしさを展覧会で鑑賞するだけでなく、もっと多くの方々に身近に感じていただければとの思いからこの「ルドゥーテのバラの庭」を立ち上げました。

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